レオパレス:とんでもない会社だ:界壁工事の不備
今、東京で単身働いているわけだがレオパレスを賃貸契約している。
もう4度目の春が過ぎようとしている。
東京に出てくるときに時間がなく、仕方がなく借りたのが今住んでいるレオパレスなわけだが、金銭的にも家庭の事情的にも引っ越すところまで行かずにここまで来てしまった。
(簡単に言えば、30万円以上かけて引っ越すぐらいならば、田舎に引っ込むべき状態だからだ)
木造二階建てアパートなので多少の生活音の漏れは仕方がないと思っていた。
しかし、他からの生活音が半端ない。
我慢できないのが2F住人が歩くだけで木靴を履いて板床を歩いているような破裂音が常時聞こえてくることだ。
少し大きめだと本当に天井が振動している感があるくらい。
夜中に何度も起きる羽目になるため、気がおかしくなりそうなので今まで数回レオパレスを通してクレームを入れている。
今まではどんな巨漢が住んでいるのか、と考えていたが、先月の終わりにネットニュースでレオパレスが施工物件に不備を認め、一年間かけて調査し、直すなり、住人に住み替えを保証する、という内容を知った。
すぐにHPを確認するとこんな記事が出ている。
自分の住んでいるアパートが不備のあるシリーズかどうかは確かめようがないのだが、施工期間は合致しているし、なによりも天井の破裂音は異常だ。
しかし、この時のニュースリリースは「小屋根界壁の不備」とあり、私は1Fに住んでいるので、怪しいながらも何もアクションが打てないでいた。
しかし、昨日、家から帰ってくるとこんな投函がある。
やっぱり、このアパートは対象だったか!と思い、再度、レオパのHPを確認すると訂正のニュースリリースが出ていた。
訂正内容は、「小屋根裏および天井の界壁工事の不備」ということだった。
つまり、1Fの私の部屋も該当するということだ。
これで、上に何かか住み変わった住人は全員、巨漢ではなく普通の人でただこのアパートが建築条例違反の可能性が高い(というか完全に黒)ことが判明した
(レオパも最初は目視が簡単な小屋根裏だけを調査対象にしたかったんだろうけど、実際には天井壁面工事もほとんどが不備だったために、誤魔かし続けることが出来なかったのだろう。アパートのオーナーにとっては死活問題だろうからな)
一年かけて、調査と補修、望む人には無償で住み替えを支援する、と書かれている。
ネットでググると色んな解説があったが、その多くは、この住み替え支援のためにレオパの財務状況に大きなインパクトが出るに違いない!みたいなものだ。
しかし、実際に住んでいる私からするとこんなの、レオパの懐は全く痛まないと思っている。
なぜならばレオパの今回対象になっているような木造アパートは、人の流動性が非常に高く、1年間も住んでいる人は皆無だから一年すればもういないわけだ。
私のような通常の賃貸契約を締結しているものは、多分このアパートには私以外いない。
マンスリーマンション契約(最初に前金で全額払うので延長契約が原則できない)がほとんどなので、3か月も居ればいい方だ。
感覚的に外人が5~7割ぐらい。
(中国人が5人ぐらいで3か月だけというのも去年あった)
賃貸契約が結べないからだろう。
ちなみに私の隣が日本人だったことは、3年数カ月住んでいて、今の隣の若い子だけだ。
その子はもう4か月ぐらい住んでいるのでもしかしたら賃貸契約なのかもしれないが。。。
ということで住人に対する補償なんてレオパは絶対考えていない。
気にしているのはオーナーと所管の国交省だ。
今回の発端もオーナーの二人が自分の物件を確認して初めて明らかになったらしい。
自分の財産が手抜き工事で資産価値を大きく目減りさせてしまうのだからたまったものではない。
界壁工事の不備は延焼を防ぐために必要な防火ボードが入っていないという命に係わる問題である。だから建築法令違反なわけだが大地震が来てアパート燃えたら、多くの死者がでる。昨日も大阪で震度6弱の大地震があったばかりなのを考えると国交省もタダで済ますわけにも行かないだろう。
前者のオーナーに対しては検査の結果、問題なかったと嘘を言えば済む。
後者の国交省には真面目にやりましたよ、というポーズをつけておけばそれでよい。
問題のあるアパートシリーズではマンスリー契約だけにしておけば、すぐにいなくなる外人ばかりなのでそのまま問題なく運用できる。
単なる言いがかりではない証拠に、今住んでいるアパートの空き室検索したけど、賃貸契約は一つも出てこなかった。
少なくとも三部屋は空いているのにだ。
そもそも今回の界壁工事の不備は組織ぐるみの不正な行為なのは明らかだ。
一部の下請け業者が勝手にやったのだ!という主張が認められるわけがない。
レオパがそういうことをやる会社なんだから、不正がばれた後も真面目に対応するわけがない。
ということでかなり嫌な気分になっている。
まあ、私の落としどころは、早くまともな物件へ無償で転居させることだが普通に考えたら難しい話だ。どうせ、『調査は順番です!』って粘るにきまってるからだ。
本当に腹正しい。
レオパとの交渉は始めているが、決め手となるのは、アパートのオーナーとの直接交渉と、所管の官公庁になるだろうから、窓口を探しておかないと。
あと、調べればわかると思うがレオパは自分たちの施工しているアパートの情報を全く出していない。だから普通は自分が住んでいるアパートの(大家どころか)シリーズさえも知りようがない。
運が良いことに、私のアパートの塀がとなりの民家の塀と続ている(=同じ施工)なのに今日気が付いたので隣の民家がオーナーなのだろうと踏んでいる。
レオパレス。全くとんでもない会社だ。
日本にこんなふざけた会社があることがなんか、許せない。
社長も出てこないし、まるでこの間の日大フットボール問題と同じ絵面を見ている気分になる。
ちなみにレオパはフリーコールを持っているが、今まで他の件含めて5回ほど、かけたことがあるが繋がったことは一度もない。
電話してみればわかると思うが最初から回線数が少ないことがすぐにわかる。
もう少しまじめにやっていればこの賃貸システム自体は目を見張るべきものがあるのになぁ、という感じだ。