それは5年生の初冬に始まった!
そもそも色々と崖っぷちな状況が5年以上続いている。
残りの人生も終盤戦なのに、小学5年の息子を持つシングル親な私。
実家のある長野に仕事はなく、東京に出てきて5年経った。
色々あった。
離婚もあった。
80台半ばに差し掛かったジジババに息子を託し、平日は東京、週末は長野に帰宅する生活。
ジジババも大病を繰り返し、去年、ジジが脳梗塞を起こしてもうだめかと思った。
でも、退院して戻ってきた。
しかし、認知力がかなり弱くなっていた。
今ではモノの形状を比較することがかなり難しいし、年を取るまで怒鳴ったことも無いおとなしい男だったのにやたらと怒鳴るし、怒るようになった。
と思っている今年の正月にはヘルニアの手術をして更に容態が悪くなった。
3月ぐらいまでは本当にダメか、と思った。
でも春になり、庭に出るようになったら、復活した。
ババは去年の初めに突発性難聴を両耳に患い、とうとう強い補聴器を使わないと何も聞こえなくなった。
もちろん、難聴で障害手帳をもらっている。
足腰も弱くあまり歩けなくなっている。
俺は俺で4月ぐらいから体調をずっと崩しており、飛蚊症が悪化して、左目はクモの巣状態だ。
健康には全く自身が無くなっている。
疲れた。
これからどうするべきか、息子をどうすべきか。
いつまでも置いては置けないが東京に連れてアパート暮らしをさせる所までは決断できていなかった。
でも、あと一年間ならば、じじもばばもおれもむすこも全力で行けるんじゃないか、と急に思い始めた。
正確には息子が中学三年までにはジジババのどちらかはあかんようになる気がしているのでその時に息子が高校受験に集中できなくなるのは火を見るよりも明らかだ。
なので、地元の中高一貫なSSH(Super Science High-school)へ本気で挑戦させる気になった。
息子には状況を説明して、やるかどうか聞いた。
息子は迷いもなく『やる!』と。
『テレビも、Amazonも、コロコロも、スマホゲームも全部一年間は我慢することになるぞ?それでもやるか?』
息子は『やる!』と。
それから一週間、何度も確認したが決意は変わらない様だ。
だから、俺も本気になることにした。
どうせ、一年しか全力になれない。
だから、やろう。
問題は、息子の学力が低いということだ。
小学一年の時の離婚~元嫁実家への引き取り、元嫁が息子をおいて一か月で元嫁実家を出ていき、結果、元嫁実家からは息子が3か月で追い出される、という自体になり、息子が自己肯定能力がかなり低くなったのか、成績も落ち込んでしまった二年生。
元に戻すために通学路の学研教室に通わせ、何とか4年ぐらいからクラスで上位には喰いこんできているとは思っているが、まだ上位20%にも入れない程度だと思っている。
ここから、一年でSSH付属中学に合格するのはかなり至難の業だとは認識している。
さっき、HP見たが、設立5年目の付属中学は最初こそ倍率5倍を超えていたが最近は3倍を切ってはいるので思ったよりは楽じゃないか?とは思い始めてはいるが所詮、俺の子だし。
とりあえず、先週末に帰宅した際に、息子がやることと俺がやることは決めてきた。
これから長い一年が始まる。。。