中学お受験:事前準備:その9
息子の読解力の無さから、冬期講習を受けられるのかどうかについて、塾に確認の電話を入れる。
結果、12月7日(土)に学力テストを受けて判断してもらうことになった。
国語・算数の二科目で1時間半かかるそうだ。
それはさておき、息子の読解力の無さについて、もう二日ぐらい考えている。
悩み過ぎて、夜は眠れず、朝は早く目が覚める。
少しググってみたが、高次脳機能障害とか、発達障害とはかけ離れていてあてはまらない。
もちろん、学習障害とかでもない。
長文の本はあまり読まないが、図鑑とか百科事典とかは好んで読むからだ。
東京に戻ってから、息子に電話を入れているが、その後の様子を見ても、俺の言いつけをちゃんと聞いてやっているように思える。
月曜日の学研教室も(いつもなら2時間かかるらしいが)今回は一時間で終わらせた!と息巻いていた。
早く終わらせるのが目的ではないとしても、明らかに今までと違う。
また、集中力の無さが、一番の課題点なので、詰め込み過ぎたらどうにもならないから、(俺が日曜日に置いてきた一週間の学習スケジュールに従って)勉強は一日2時間までに抑えるように言ってある。
今朝ぐらいから、『あいつ、もしかして、やれば出来んじゃないのか?』と思い始めている。
でも、解決の糸口が欲しくて、仕事帰りに本屋に寄ってみると、『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』という本が目に入った。
新品買うのももったいないので買わずにアパートに戻って、とりあえず、あらすじが知りたくて、この本の感想文をググってみると、「この作者が中心となって全国2万5000人規模を対象に実施した基礎的読解力調査にて、進学率の高い学校の中高生の正答率がかなり低い(ので、読解力に問題がある)」みたいな話らしい。
んっ?
これって、今まさに直面している事実か?
本を買う気はないが、ちらっと批評やあらすじを見ると主語述語の関係がうまく読み取れないらしい。
何かこれにあてはまるなぁ。
まじか。
っていうか、でも、急に読解力の低下が始まったわけでもあるまいに。
ちと、言わんとしているところがわからん。
(読んでいないから当たり前か)
というより、なんじゃろか。
違和感がバリバリでどう消化して良いか、わからん。
だって、進学校の生徒に対してテストして読解力が無いことがわかった!という下りで
何を言っているのかわからん。
・進学校は読解力が無くても問題なく合格できるという意味か?
・それとも進学校に合格できても、読解力を鍛えないとAIに負けてしまう、そんな話か?
そりゃ、高度な言語の使いこなしが人間にとって重要だという主張はよくわかるよ。
人間は自然言語で思考するんだから、高度に言語を使えるということは高い思考が可能だということと同義だと思う。でも、何か、今、俺が求めている解答とはかなり違う。
それとも数式とかはAIが得意な分野だから、自然言語を大切にしろ、みたいな話なのか?
う~ん、結局のところ、中高受験には読解力の要素はあまり必要なくて、試験の点数が取れるトレーニングすれば大丈夫!という話ならば、単純に学研教室の先生はそれがうちの息子にできなかった!という話に帰結するわな。
なんか、そっちじゃね?
でも、そんな話は置いといて、やっと方向性が見えてきた。
新聞スクラップを毎日やるのが正解だな。
曰く、
①記事を読んで、
②(内容を)要約し、
③ボケに対して、ツッコミ(=自分自身の切り口による感想)を入れる。
④、上の②と③を「慌てず、急いで、正確に」やる。
息子には常々『分かるということは、分けるということだ!』と教えている。
・まずは、①と②で文章の構造を分ける。
・次に、③で、自分の切り口(e.g. 賛成する、反対する、自分の夢や希望へつなげる、など)で、所見・所感・考察を述べる。
っていう感じのことをやっていけば結構、力が付くんじゃないかなぁ。
ちなみに、所見、所感、考察はどれも、意見とほぼほぼ同義だが、ニュアンス的には。。。。
・所見=確定的、権威的な意見(例えば、医者の所見をもらうとか?)
・所感=自分が考える所の意見(どちらかというと、他人の意見はいざ知らず、自分はこう思う!みたいな感じ)
・考察=上と大して変わらないが、意見を語る前に深い調査、考えが入るみたいなイメージか?)
まぁ、論ぜよ!ということになるわな。
本当に論ずるのであれば、説得力が無いといい点もらえないけど、中学受験にはあまり関係ないと思うのよね。いいか悪いかという話ではなく。
だいぶ次にやることがまとまってよかった。