崖っぷちな中学受験(27週目): 息子の心を取り戻す旅に出る、その2
先週末は、5月21日(木)に帰宅。
首都圏の緊急事態宣言も解除されたので、これが最後の自宅待機だ。
帰りのあずさはいつものごとく俺ひとり。
GW中に適応障害っぽい症状が出てしまい、中学受験は一旦、棚上げ状態だ。
状況はよくない。
・不安らしく、夜、一人で2Fから1Fに降りることができずに泣いている。
・呼びかけや音に過敏に反応し、逐次不安っぽい。
・勉強はもちろん進まない。
・注意力は散漫。
・とにかく自分に自信がないらしい。
5月22日(金)の平日に、とりあえず、カウンセリングを早めに受けられないか、諏訪圏内で探そうとしたが、心療内科はたくさん見つかるが、的外れな気がして、なかなか連れていけない。
午前中は授業で、午後17時からは塾があるので、合間の4時間ぐらいで診療できるところ。。。一度、上諏訪病院という昔からある(らしい)精神病院へ電話をかけてみる。
俺『小学六年の子供なんですが、様子がおかしいので一度診断させたいのですが、どこに連れて行けばよいのかわからなくて。。。』
受付『うちは内科起因だと見られません!』
俺『内科というよりは適応障害っぽい症状だと思われます』
受付『素人判断ですね!』
俺『どうすればいいのですか?』(内心はかなりイラッってきている。どこに連れて行けばわからないって最初から伝えているのに。。。)
受付『それでも良ければ、明日土曜日の午前中の外来に来てください』
俺『わかりました』と電話を切る。
でも、この時点で違う感が半端ないので、ネットで見た通り、『困ったら小児科へ行け!』論に従い、小児科へ連れていく。
ちょうど、ジフテリアの予防注射を受けるように市から郵便物が届いているし。
で、14:30が午後の部始まるので、予防注射と、メンタル部分でのアドバイスが欲しいことを受付で伝える。
だが、そこでトラブル。予防注射の方だ。
受付『予防注射を受けるには母子手帳が必要で、市役所に電話しましたが再発行してくれるそうなのですぐに行ってください!』
どうやら予防注射は市の補助で無料なようだが、複数受けることがないように母子手帳が必要なようだ。母子手帳は元嫁が持って行ってしまったので、どうにもならない。
トップバッターでスタンバっていたが仕方がなく、市役所へ行く。
すぐに母子手帳は再発行してくれそうだったが、『当市に転入される前のデータがなく、転入前の川崎市へ問い合わせたいのですがよろしいですか?』と、そこからが長かった。
結果的には、10年前はまだシステム化されていなく結局データが無かったそうだ。
30分待たされたがとりあえず、1歳以降の母子手帳は再発行してくれたのでそれをもって、病院に戻る。
新コロのせいか、病院は既に誰も受付に居らずすぐに診察へ。
予防注射は、あっという間に終わり、メンタル面でのアドバイスを受けることとなった。
色々と教えてくれて、資料もたくさんプリントしてくれたのだが、結果的には、子供用のメンタル的な支援が受けられるところは駒ケ根市(=家から70キロぐらい離れている)の「こころの医療センター駒ケ根」しかないそうだ。
で、緊急性について聞いてみたが、自傷行為や徘徊が無ければ、ストレッサーを排除して様子見でもいいと思う、とのことなので、ほっとした。
(もちろん、ストレッサーは中学受験なわけだ)
病院を出てすぐにスーパーに行き、おにぎりを買って、塾前に一つ食べさせ、塾に送り出す。
で、その間に一週間分の買い出しをババとし、自宅に戻って荷物を降ろしたら、すぐに息子を塾に迎えに行く。
なかなかにハード。
金土日の3日間は、息子のメンタルサポートに努めた。
全く、よくならなかったが、今週は月曜日から、(午前中だけの分散登校だが)毎日学校があるし、週末に仕込んだメンタルサポートがうまく効いてきてくれれば、よいのだが。。。
このスレを投稿しているのは水曜日で週末から3日たつがTV電話している感じからするとかなり状態がよくなっているように思える。
ついでに中学受験はあきらめていないようだ。
学校で算数のテストがあったらしいが、4人しか全部できなくて、自分が一番早くおわった!ことが自信につながったらしい。
何か、やたらとやる気を出していた。
俺的には、もう中学受験対策は間に合わないので、10月の最後の模試で、国算理社で偏差値57平均とれていれば、十分すごい状況だから、それを目指す予定。
でも、息子は『俺は、あきらめてないよ!必ず受かる!』という。
そのモチベーションは一体どこから来るのか不思議だが、俺は『おっ、おう。がんばれよ』と言ったが、まぁ、本人がやる気を出しているのにわざわざ腐らす必要もなく、自信をつけながら、まっすぐ育ってほしいなぁ、と。