足り庵

肩の力をストンと抜いて、自分サイズで無手勝流~

14日(土)は模試&色々と限界

先週末は、息子が中学受験やる宣言から3週目に突入し、ここまで息子のモチベーションも高く、『さぁ、やるぞ!』的なテンションで俺も帰宅した。

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しかし、帰ってみたら、早速息子がやる気をなくしていた。

激怒したのは、先々週、通っている学研教室の先生と面談してやっとこさ段取りした新聞スクラップを提出していなかったことだ。

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月曜日の電話で、今行っている小学校からは去年一人しか目標の中学に受からなかったことがわかってから自信が無くなっていることは知っていた。

それが原因なのは大体想像がついている。

 

色々と問い質したが息子はやる気はある!という。

しかし、話しているうちに封印したコロコロコミックスもまた持ち出して読んでいるし、俺はこれはいかん!と思い、息子に言い渡した。

「お前は約束を破った。だから中学受験は無しだ。俺が先週、『中学受験は今のお前には無理だ。だから、あきらめろ』と説得したのに、お前は俺に先週言ったはずだ。『どんなことがあっても頑張る。親(=俺)にどんな迷惑をかけてもやり遂げる!』と。だから、もう終わりだ」

息子はまずいことをしたことにやっと気が付いたが、時遅し。

言葉を続ける。

「残念だが、先週から一週間も経っていないのにここで俺が許しちゃいけないと思う。お前が嘘つきになってしまう。だから、今回は許さない。受験よりも大切なことがあると思う。いいな!?」

 

息子は当然『中学受験は続けたい』という。

だが俺は『ダメだ。許すわけにはいかない。お前はそもそも今の学習の進み具合では無理だと言われている状態で、親の俺から見ても無理だと感じているからあきらめろと言ったにもかかわらず、やる!と言ったから、俺は親だから信じたのに一週間でこれだ。もう信じられない。お前は親の信頼もお前自身が戦う前に失ったんだ』

 

そんな押し問答を1時間。

 

その1時間後には冬期講習に行く予定の進学塾が主催する模試がある。

だが、俺はその模試も冬期講習もキャンセルさせるつもりだったので、どうでも良い。

 

小五の息子が言う。

『ごめんなさい。受験させてください』と大泣きしながら、訴えてくる。

そこまで来ると、親としてはやらせない理由がまた無くなってくる。

(受からないから)無駄なことがわかっているのに、多額の塾費用と土日に自分が受験に費やす時間の2つが惜しいだけでこんなことを言っているんじゃないかと自問自答し始める。

 

とりあえずはそのまま模試を受けさせることになった土曜日の昼過ぎ。

モヤモヤしながら、あいつが模試終わるの待ちながら、終わりにすべきか進めるべきか悩んでいる俺。

 

待っている時間で塾の親向けセミナーを受講させられて、その難しさに更に気が重くなる。

やっぱりやめさせるべきではないか?と思いながらも、どうしたらよいか判断がつかない。

・4年通っている学研教室の先生には、『個性の問題で学習力が低く、目標の中学合格なんて冗談ですか?』みたいな話をされている。

・俺も、学研教室の先生の意見については、頷くところもあり、難しいことは重々承知。

・とは言っても今の内の状況だと経済的な負担が大きいことや片親である俺自体の時間的な負担も大きく気が引ける。

 

グルグル頭が回る。

 

こんな時は元嫁が近くにいて少しでもサポートしてくれたら、という考えが頭をよぎったりもするが、そもそも離婚して子供を引き取りながら一か月で転居先の実家を小1の息子を置いて出て行ってしまった母親に何を期待しているのかと頭を振る。

(ちなみに今週、母親から5カ月以上ぶりに電話があったそうだ。最後に合ったのは4年の春休み。一体、どんな人間になってしまったのか。そのうちに大きなトラブルが発生するのではないか、と怖い。。。俺は現在、結構精神的肉体的にギリギリでどこまで持つのか自身がない)

 

模試が終わって、青い顔をした息子(ただし、模試受けてきた子供たちは全員青い顔しているので不思議ではない)と話す。

『同級生のてっちゃん(仮名)が模試受けてたよ。後ろに答案用紙を配ったら居て、「あっ!」ってなった~』

『ふ~ん、その子はもともとここの塾生なのか?』

『ううん、うちの近所に住んでいて、学研教室にも通っているよ。うん、勉強よくできるよ。てっちゃんの塾の送り迎え?うん、お母さんがしてくれてる』

『ふ~ん、じゃあ、春からはここの塾生になるなぁ』みたいな話をしながら、片親の制限を感じる(というか、俺平日は東京だしなぁ。この塾に通わせるには帰宅はタクシーにしないと無理だしな)

 

で、結果的には受験を続けることにはなった。

 

でも、やっぱり受からないと思う。

 

先週、簡単な問題から自信を付けさせようと思って購入した、4年生向け算数の文章問題集。

全く解けない。

解く過程で、人の話を全く聞いていないので、怒りから、生まれて初めてあいつに手を挙げてしまった。

もうやめろ!あきらめろ!と何度も言った。

そして、息子が「やる!やらせてください!」

先週と同じ繰り返し。。。

 

俺も、いい加減いやになる。

何なんだ、この構図は。

 

学研教室の先生にメールで新聞スクラップ帳を息子が出し忘れていたことを詫び、今週からまたお願いする旨を書いたが、その返信で「息子さんの個性にあった学習の進め方じゃないとむりだとおもいます」みたいなことを書いてくる。

 

「それじゃ一年後の受験に間に合わないんだよ!」と思いながら、「だから、お子さんは”個性”の問題で合格なんて難しいって言ったじゃないですか」という顔が浮かんで(=俺の妄想)、またイラっとする。

 

年老いた祖母や、周りの人は、『無理をしてまで中学受験なんてやる必要ないじゃん』っていうけど、俺が一番止めたいんだよ。あいつの個性を知ってしまってから。

 

ちなみに先週末には2学期の通知表が配布されていた。

中身を見るとそれほど成績は悪くない。

たとえ、絶対評価だとしても。

「もっと頑張りましょう」は、体育を抜かせば、算数の図形項目で一つあっただけだ。

社会などは全て「よくできました」

逆に得意だといった理科はそれほど「よくできました」は無い。

息子がいい加減なのか、先生のつけ方がいい加減なのかは不明。

 

長文になってしまった。

もう寝るか。

 

どちらにしてもあいつが望む限りはやれるだけやってあげるしかない。

他にあいつができることもないし。

 

4月になったら、進学塾(=目標の中学の合格者の60%はここの塾生)に変更しようと思う。

行きは小学校から直行で1.3Kmだから問題ないとしても帰りは19時ぐらいに暗くなっているので、タクシーしかない。一回1000円で週2回とは言っても『小学生の塾通いに毎回、タクシーかよ』と思うとまた、はぁという気分になる。

オヤジが週末帰るときは寒い中も歩いて帰ってるのになぁ。

距離は2.5キロぐらいだけど冬は寒いから堪える。

 

また、ため息が出そうだ。